採用情報

海洋土木の仕事に憧れてゼネコンに就職。取引先である名盛建設の実績や活気のある社風に感服し、「自分の経験を地元の最前線で生かしたい」という強い衝動に駆られて転職しました。土木は経験工学といわれるように、先人たちが積み重ねた経験を生かして科学的な理論づけを行い、実用的技術に換える仕事です。見る・真似ることで技術を吸収し、疑問点は遠慮せずにどんどん聞くべきで、先輩たちは必ずその意欲と向上心を受け止めて成長へと導きます。土木ならではの壮大な夢を持って、この仕事に望んでほしいと思います。

入社した後輩を必ず連れて走るのが高速道路。私たちが手掛けた橋脚、橋梁などのコンクリート構造物は一見してわかるほど美しく、他を圧倒します。それらが何年たってもそこに残り、語り継がれることは素晴らしいこの仕事の魅力。しかし、残るからこそ技術者は「より速く。美しく」を心がけるべきで、それをやり遂げることが会社と自分のプライドです。道具や重機の扱いは体で覚えることも多く、25年の経験から後輩に指導もしますが、キャリアや世代を超えてみんな同僚、一緒に勉強する仲間。みんなの心が優しいのも名盛の誇りです。

多種のプロ職人同士の連携や信頼関係が深いので、早く効率的に仕事ができるのだと思います。現場の監督として経験も浅く若い自分から頼みにくい仕事も、先輩たちが先回りして動いてくれて、気配りや優しさを何度も感じながら、技術力も人間力も伸ばしていただきました。道路の舗装工事が完了した時、近所の方に「道路がきれいになってよかった。ありがとう」といわれ、自分が人や社会に貢献できていることが実感でき、この仕事で一番のやりがいになりました。やってみたい工種にも挑戦できて、いまは仕事が面白くて仕方ありません。

専攻は人文学で、内定をもらった会社は両親が猛反対。ならば「新しいことに挑戦!」と意気込み、合同説明会へ。そこで社長に出会い、真摯な対応に感動して畑違いの土木の世界に飛び込みました。社内は倍以上も年上の先輩が大半ですが、みな明るく元気。甘えさせていただき、わかるまで何度も質問します。驚きの発見の毎日ですが、土木は人の暮らしを支える基盤であり、ひとり一人の仕事の責任は大きいけれど、やりがいがあることを実感。優柔不断だった自分にも将来、「家族や友人が家を建てるときには力になりたい」という夢ができました。